「 血戦 」
もとき「くそっ、いい加減あきらめやがれってんだ」
改めて状況を確認しつつ、外の様子を窺う。
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放課後、学校の隣にある図書館にて。
も「やあ安○君どうしたんだい」
安「ちょっと助けてくれ」
も「何を?」
安「今日女子の前○さんが休んだらしく、連絡を届けるように言われた」
も「届ければいいじゃないか」
安「同じ女子の春原春○に渡そうとしたけれど見つからなかった」
も「自分で届けに行けばいいじゃないか。それと便座カバー」
安「ついてこい」
も「ふざけるな自分で行け無理やり引っ張るな」
無理やり引っ張られつつ38度線図書館前で膠着状態に。
安「このやろう」
も「何するんだいくらなんでも急に腹部を蹴ることはないだろう」
急に腹部を蹴ることはないだろう。
とりあえずfujisanと愉快な仲間たちよろしくそこまで好戦的ではないのでここは専守防衛を決め込む。手は出さない。
も「くそっ、このやろう、いい加減離せ、近所に連絡を届けるだけだろう」
安「近所に連絡を届けるだけだからついてくるくらいいいだろう」
も「ふざけるな一人で行けいい加減離せ」
も「どうして一人で行かないんだ」
安「心細い」
も「ふざけるな」
強行突破、図書館内へ走りこむ。
なんだってトイレ前で待ち構えてやがる、あの野郎。
図書館内へ逃げた後、一度は追い詰められそうになるも突破、2階トイレへと逃げ込んだ。
とりあえず個室トイレで鍵をかけつつ
少し扉を開く。
もとき「そろそろ諦めたか...?」
安「やあ」
慌てて扉を閉めて個室に閉じこもる。
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もとき「くそっ、いい加減あきらめやがれってんだ」
改めて状況を確認しつつ、外の様子を窺う。
第一目標は敵があきらめて帰ることだがおそらくその可能性は薄いだろう。
せっかく授業が1時間少ない水曜日に長々と図書館で足止めは食らいたくないので篭城戦はやめておく。
第二目標としてここを突破した後一気に逃げて敵を振り切ることだが、そうなると図書館から出る必要がある。
一応もう少し位は図書館にいたいのであまり乗り気ではなかったりもする。
現在2階男子トイレ内。何とか個室からは抜け出せたが、状況に変化は無い。
先ほど
男子トイレ、手洗い場と女子トイレ入り口をまたいだ向こう側、壁により見えない部分に隠れている可能性が高い。
他に隠れ場所はあまり無く、近くの柱に隠れるという手もあるがその位置だと簡単に突破できてしまうので考えにくい。
出てきた直後を狙われる可能性があるが、直接目視できる位置には誰もいない。
ならば少し外に出たところで危険は薄そうである。
意を決し、発見されればすぐにトイレ内に逃げ込めるように慎重に外に出る。
目視できる範囲には誰もいない。
推測される潜伏地点を覗いたが、誰もいない。
ならばあきらめたか、さらに向こう側で待ち構えているか。
ゆっくりと前に進む。
2月2日 - トラクター工場を中心に抵抗を続けていたカール・シュトレッカー将軍の第11軍団が投降し、ドイツ第6軍の抗戦は終わった。ソ連軍は勝利宣言を行い、ここにスターリングラード攻防戦は終結する。
安「いいから逃げずについてこいよ」
もとき「ばかやろう、女子トイレなんかに隠れやがって」
安「ふっふっふ、やっと捕まえたぜ」
よりによって安君は女子トイレから飛び出してきた。
もとき「全く、連絡くらい一人でさっさと届けてくればいいのに。
蹴られた時にベルトにあたって赤くなっている部分があるじゃないか」
安「いいからついてこいよ...あ、母さんの車だ」
言うなりすぐに近くに止まった車に走っていく。
安「じゃあなー」
車に乗って走り去る。
もとき「はぁ?」
長い(
書くのにかなり時間を使ったな(
ではこれからもよろしくお願いします。
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